3月3日(火)平日ですが、午後2時から、恒例の日比谷、ベヒシュタインセントラム東京ザールで、第8回目になる、「深井尚子・二宮英美歌 ピアノデュオリサイタル」が開催されます。今回は、前半にベートーヴェンの田園交響曲、後半に運命交響曲という、ベートーヴェンのもっとも有名な交響曲を2曲、演奏します。ピアノデュオによるオーケストラの壮大さを感じていただけましたらうれしいです。
私と二宮英美歌さんは、20年以上、機会があるたびに共演してきました。2002年に二宮さんは、北海道教育大学札幌校に、私は釧路校に同期赴任しました。初めてお会いした時から、なんとなく気が合いました。大学はいろいろ再編があり、結局は、2007年から同じ岩見沢校に異動し、北海道のへき地の小中学校、特別支援学校など、また、北海道各地での演奏会など、大学の支援を受けて演奏会を重ねてきました。
二宮さんはパリ、私はウィーンで長く留学していましたので、音楽的な専門性は少々異なり、二宮さんはラヴェル、私はベートーヴェンを演奏、研究してきました。大学の支援を受けてのさまざまな演奏機会の経験から、私たちは、お互いの研究テーマの融合を考え、2019年から、東京で本格的な「デュオリサイタル」を開始しました。当初は、フランスの作曲家とウィーン古典派を融合したプログラムで、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ドビュッシー、ラヴェルを、また、ラヴェル関係でボロディンの作品、オペラ序曲関係から、リムスキー=コルサコフ、ビゼーなど多彩なプログラムを二人で演奏してきました。2021年ころから、ベートーヴェンの交響曲をピアノ連弾版で1曲ずつ取り入れるようになり、今までに、「英雄」、「運命」、「田園」、「べト7」を演奏してきましたが、私たちは、どんどんベートーヴェンの交響曲に魅了されていきました。
今回のリサイタルでは、ベートーヴェンのもっとも有名な中期の傑作をもう一度、揃えて演奏します。もともと、出版当時は、田園が第5番、運命が第6番として初演されていることを踏まえ、その順番で演奏します。19世紀は、交響曲の編曲が盛んにおこなわれており、貴族だけではなく、市民階級までピアノを楽しむようになり、家庭音楽の中で、ピアノ連弾は、大変な流行になりました。大きなホールまで行かなくても、おうちで交響曲がピアノ1台で楽しめることは、画期的なことでした。私たちが使用している楽譜は、フーゴー・ウルリッヒという編曲家が1830年代に編曲したものです。
ホームページが新しくなりましたので、今回のピアノデュオリサイタルについて、少し、長めにお話しました。たくさんの方のご来場を心よりお待ちしています。
チケットのお申し込みは、 br-m@outlook.jp までご連絡ください。