■開催日 2025年9月11日(木)
■時 間 14:30開演(開場:14:00)
■会 場 文京シビックホール(小)
■プログラム(ピアノ連弾)
プログラム PROGRAM
~ベートーヴェン:ヘ短調とハ短調の作品を集めて~
Beethoven: 4 Klaviersonaten f-moll und c-moll
ピアノソナタ ヘ短調 作品2-1
Klaviersonte f-moll Op.2-1
ピアノソナタ ヘ短調 作品57 「熱情」
Klaviersonate f-moll Op.57″Appassionata”
ピアノソナタ ハ短調 作品13 「悲愴」
Klaviersonate c-moll Op.13″Pathetique
”
ピアノソナタ ハ短調 作品111
Klaviersonate c-moll Op.111
デビュー40周年記念 深井尚子ピアノリサイタル2025です。チラシをご覧ください。
1985年!40年前の若き私は、ウィーン留学の総仕上げをリサイタルで締めくくろうと、今はなきウィーン4区のベーゼンドルファーザールでデビュ―リサイタルを開催しました。
40年前のことですが、今でも、その時の恐ろしいまでの緊張感、高揚感を昨日のことのように思い出すことができます。あれから40年の今年、2025年、気持ちをあらたに、記念リサイタルを開催します。
最近は、平日夜の演奏会が私自身、辛くなり、また、今まで支えてくださったお客さまも高齢化していて、19時開演21時終演は、好ましくないということ、また、ホールは抽選で土日祝がなかなか取れないという理由から、平日の午後の演奏会です。現役でお仕事をされている方にはお越しいただけないのが残念ですが、今回は平日午後の開催になります。どうぞよろしくお願いいたします。
この40年、若き頃はショパンやシューマン、バッハやモーツアルト、ハイドンなど演奏してきましたが、大学教員時代にベートーヴェンを研究テーマにし、大学の研究費や学長裁量経費、また、在外研究などでドイツのボン(ベートーヴェンの生誕地)の資料室などで研究する機会を得ました。そのため、今回のプログラムは、ベートーヴェンのピアノソナタ4曲を演奏します。ベートーヴェンは、32曲のピアノソナタを作曲しましたが、短調の曲は意外と少なく、9曲です。中でも、ハ短調とヘ短調はベートーヴェンの心の叫び、といいますか、激情的な表現が爆発したような曲想になっています。今回は、第1番、第8番「悲愴」、第23番「熱情」、第32番という、ハ短調とヘ短調に特化したプログラムにしました。特にみなさまにお届けしたいのは、第1番と第32番、つまり、若きベートーヴェンと最晩年のベートーヴェンの違いです。底辺にあるベートーヴェン本来の性格のようなものは垣間見えますが、晩年のベートーヴェンのロマン派に移行していくような曲想の変化を感じていただけましたら、うれしく思います。
40年のうち20年間は、大学教員として、自らの演奏活動とともに若き学生たちと音楽を通して交流できたことは幸せな時間でした。大学教員になるまでは、毎年渡欧し、ウィーン国立音楽大学の夏期講習の通訳を10年間勤め、また国際メッセのドイツ語通訳でヨーロッパのさまざまな分野の友人がたくさんできました。そのご縁で、ドイツ各地で演奏会を開催でき、ミュンヘン、トリア―、シュパイヒンゲン、ヴュルツブルク等で演奏しました。大学教員時代も学生を連れて、ウィーン研修を3度行い、常にヨーロッパと日本を行き来していましたが、コロナ禍を境に、ヨーロッパに行けていないのが残念です。国際情勢も不安定で、治安の悪化も心配され、なかなか地球の反対側まで行けないのですが、これからも音楽を通して、国際交流を続けて行きたいと思います。今回もオーストリア大使館、ドイツ大使館の後援をいただきました。50周年ができるよう、健康に留意して、筋肉が落ちないよう(笑)、がんばっていきます。